RLSFは、再生可能エネルギーを使用した独立発電事業者(IPP)に対して、事業者が国営電力会社に売電した際にATIDIが売電料金の支払保証を提供するものです。
RLSFは、ATIDI加盟国における再生可能エネルギープロジェクトへの支援を通じて、気候変動に対処し、投資を誘致するために創設されました。RLSFは、対象案件の設備容量の上限を100メガワットとし、中小規模の再生可能エネルギー事業(大規模プロジェクトについてもケースバイケースで検討可能)における、オフテイカー(公的セクター)の支払遅延に対するリスクをカバーします。プロジェクトのバンカビリティ向上とファイナンスクローズに至る案件の増加に貢献します。
RLSFは2021年にKfW開発銀行とATIDIの共同で創設され、2022年2月にはノルウェー開発協力局からの追加支援も受けています。ATIDIと覚書(MoU)に署名したATIDI加盟国に発電事業体が所在する案件がカバー対象となります。